2024年の振り返りと今後の方針を確認

2024年の年間利益率はiDeCoが約+0.7%で、iDeCo以外が約+0.85%であった。
後者は全額を積立投資に回さずに現金でのプールが半分以上を占める為、利益率はかなり低い結果となっている。

iDeCoの収支

途中から国内株式は外したはずだったが、積立設定が解除されておらず組み込まれてしまったが、海外債券にスイッチング待ちである。

2024年中盤まではNISAの利益が比較的好調であったが、中盤以降は9月の日本株急落とインド株低迷が響いたかたちだ。

1年間、NISAなどの積立投資をやって、ポートフォリオに「中長期」が増えてきたという事は腰を据えてブレない方向性になってきたという事である。

PS
今年より新NISAはNISAとう呼び方にします。

基本方針(昨年12月の段階と変更なし)
円相場が適正水準やその方向にある程度戻す迄は、為替リスクをこれ以上増やさない。

日本の地震リスクを鑑み、ゴールドを除き日本物は極力減らす。(関連記事:南海トラフ地震はすぐ or 2045年頃か?
海外物に日本物が少し混ざる程度は許容とするが、既に購入済分は一部を除き、段階的に海外物に買い替え。

インド株はここ数カ月冴えない状況が続くが、右肩上がりでの定額積立ではどんどん高掴みしていく状態なのに対して、今は将来の値上がりに期待して安定した価格で仕込んでいる状態と言えよう。
また、インド株は米株価とある程度連動すると思われる状況下で、米株価がこのままずっと好調とは思えないが、日米や世界の株価大暴落時の対策が拙者は出来ているので、安心して継続する事とする。

NISAポートフォリオ12月~(SBI)※昨年12月の段階と変更なし
🈟は今回より新規選定
[復活] インド株(中長期):グローバルX インド・トップ10+ ETF (188A)
[復活] インド株(踏台):  三井住友TAM-SMTAMインド株式インデックス・オープン(月に120円×24)
🈟 外国ゴールド(中長期):SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)(愛称:サクっと純金(為替ヘッジあり))(月に120円×24)
🈟 外国株(短中期):大和-米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジあり)(月に150円×16)

※24日間の積立日は2~25日とする。
※16日間の積立日は「有利な期間」に限定して、2~4日・7~12日・20~26日とする。

インド株ファンドは、米大統領選もあり、為替相場の様子見もあって、ヘッジありを望んで短期的に「農林中金-NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」にしていたが、為替ヘッジなしのインド株ファンドでも為替リスクを抑える組み合わせを思い付いた事により、元に戻す事とした。(後述)(NZAMは買付済分は保持し、新規買付は終了)
対ドルで円高に振れてもゴールド(ヘッジあり)は上昇する場合が多い特性に期待して、インド株ファンド(ヘッジなし)との組み合わせで、為替リスクを抑える。ファンドの選択にあっては、信託報酬が一番低いなどの観点からSBIを選定。(関連記事:ゴールドファンド一覧

特定口座源泉徴収なし)12月~(SBI)※昨年12月の段階と変更なし
オルタナティブ(中長期):SBI-Man リキッド・トレンド・ファンド(愛称:リキッド・トレンド)(180×24)
※積立日は2~25日とする。 

iDeCoポートフォリオ12月~(SBI)
● 日本ゴールド(中長期): 三菱UFJ 純金ファンド(愛称:ファインゴールド)(33%)
● 外国債(中長期): 日興-インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)(67%)
  ↑ 日本ゴールドの為替ヘッジ用(そのからくりの説明

 少額(全体の7%)購入していた「<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド」は、日本物を極力持たない方針に基づき、取りやめ&積立済分をスイッチング(良い機会なので、ゴールドと海外債券のリバランスを行う事とし、海外債券にスイッチングする)

全体の1ヵ月あたり資金配分(昨年12月の段階と変更なし)

日本物と海外物の比率は約 1:4.7
▼ NISA(8,160円 17%)

インド株 :2,880円(6%)
外国株H
:2,400円(5%)
外国ゴールドH:2,880円(6%)
▼ 特定口座(4,320円 9%)
オルタナティブ:4,320円(9%)
iDeCo(23,000円 約48%)
日本ゴールド:7,590円(約16%)
国債券H:15,410円(約32%)
 ↑ 日本ゴールドの為替ヘッジ用
▼ 預金(12,520円 約26%)
暴落時対処用資金:2,400円(5%)
純粋預金:10,120円(約21%)
■ 総合計48,000円
H:為替ヘッジあり

NISA運用分の2400円枠について(昨年12月の段階と基本変更なし)
この枠は半導体ファンドの「ヘッジあり」があれば長期を見据えて積み立てたいところだが・・・

半導体関連ファンドは米がリセッションに入うろと、世界大恐慌が来ようと、米の経済と安全保障の両面で戦略的物資として重要であり、死守すると考えられ、長い目で見れば成長が期待できるであろう。
只、「ヘッジありファンド」が無く、現状ドルが高止まりしているので、他の「ヘッジありファンド」で、様子見とする。(長期積立であれば、為替は気にしないで始めるべきと言われるが、拙者は気にするので)

具体的には米国物(や米国比率が高い)を候補とするが、日米や世界の株価大暴落時の対策が出来ているので、拙者は躊躇なく選定。

候補は次の通りである。

① 為替ヘッジあり
One-MHAM米国好配当株式ファンド(年1回決算型)為替ヘッジあり(愛称:ゴールデンルーキー)
大和-米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジあり)
One-米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジあり>(愛称:グレート・アメリカ)
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信A Hあり
フィデリティ・米国株式ファンド Aコース資産成長型・為替ヘッジあり
フィデリティ・米国株式ファンド Cコース分配重視型・為替ヘッジあり
フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドAコース(為替ヘッジあり)
 ↑ SBI取扱いなし
GS-netWIN GSテクノロジー株式ファンド Aコース(為替ヘッジあり)
三菱UFJ-グローバル・スマート・イノベーションOP年2回決算型為替ヘッジ有
(愛称:iシフト(ヘッジあり))

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(限定為替ヘッジ)(未来の世界)
三菱UFJ-グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(為替ヘッジあり)(愛称:健次(ヘッジあり))
東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジあり)

② 為替ヘッジなし(円安が緩和or是正された時の候補)
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
SBI岡三-世界半導体関連フォーカスファンド
 「野村」はエヌビディアとブロードコムの組込比率が高すぎるが、こっちは現状そうでもない
三井住友TAM-半導体関連 世界株式戦略ファンド(愛称:半導体革命)
 ↑ SBIよりこっちの方が良さそうだがネットでは買えない
フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドBコース(為替ヘッジなし)
 ↑ SBI取扱いなし
フィデリティ・米国株式ファンド Bコース資産成長型・為替ヘッジなし
フィデリティ・米国株式ファンド Dコース分配重視型・為替ヘッジなし
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信D 毎月Hなし予想分配
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(1年決算型)
 ↑ ヘッジありもあるがNISA非対応
三菱UFJ-次世代米国代表株ファンド(愛称:メジャー・リーダー)
 ↑ ヘッジありもあるがパフォーマンスが悪い
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)(愛称:SBI・V・米国高配当株式(分配重視型))
SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)(愛称:S・米国高配当株式100)
(アムンディ・インデックスシリーズ)オールカントリー・高配当株
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)(愛称:スマートベータ・世界高配当株式(分配重視型))
iシェアーズ S&P500トップ20ETF(313A)

~おまけ~ ※現状、日本物は極力持たない方針につき
ニッセイ・S日本半導体株式インデックスファンド<購入・換金手数料なし>(愛称:NSOX)
NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信

▼関連記事

出典:NTTドコモ

前月は売れ筋トップ5のうち4銘柄をインデックスファンドが占めていたが、11月は2本だけになった。代わって、「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」と「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」がトップ5にランクインした。

出典:株式会社想研

実はインドを含む新興国株式は、インデックスを上回る成績を収めている優良なアクティブファンドが多い。米国株式のように、一部の銘柄群が株式市場全体を事実上「支配」するような状況にはなく、運用者の目利きが機能する余地が残されているためだ。また、新興国投資においては、投資先企業のガバナンスリスクを見極める必要もあることから、投資先の質を維持するという面でもアクティブファンドは有効である。

高配当株式と連続増配株式には共通の銘柄も多いが、連続増配の方が下落局面でより強固な下値抵抗力を発揮する傾向にある。

拙者は当初、インド株ファンドは「アクティブファンド」にしていたが、途中から「インデックスETF」主軸を移している。
良い「アクティブファンド」を選べば、パフォーマンスは「インデックス型 < アクティブ型」であるのは分かっているが、拙者考案の株価暴落対策を考慮すると、平時の積み立てでは「アクティブ型」の運用効率が下がるので「インデックスETF」にしている。
そのからくりは「資産防衛マニュアル」で読んで頂くと分かるだろう。

勝ちは8本しかない

出典:AERA dot.

拙者は先月から「米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジありの方)」をポートフォリオに組み入れた所だ。

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は昨年、短期間ながら積立投資を行っただけだが、そのごく短期間の間に20%もの上昇があった。
半導体関連ファンドは魅力的ではあるが、本文で触れた通りの理由により、今は出さない方針である。