何が何でもインド株上昇の恩恵を享受する

少し前まではドルコスト平均法で「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」へ投資する気満々だったが、「投資効果が劣後(目減り)する問題」がわかり(これに限らずブルやベアはそう言う物らしい)、中長期投資には向かないのである。
このブログをやっていなかったら、あまりよく調べず知らないまま購入していたかもしれない。このブログをやっている甲斐の一つである。
それにこの「2倍ブル」は少なくてもSBIでは新NISA対象外がそもそも確定してたワケだが。(これも調べきれてなかった)

こうなると、ほぼ振り出しに戻された同然であるが、気を取り戻して本題に入ろう。
先月より円安終焉濃厚(対ドル)を公言している身として、海外物は基本ヘッジ有と考えていたわけだが、目減りしない(ブルではない)&ヘッジ有のファンドはないかと探したが見つからず。。
でも、ヘッジなしないらいくらでもある。(インド株ファンド一覧は直前の投稿に羅列
冒頭の「2倍ブル」は唯一?ドル建て(ヘッジあり)だったが、ほとんどのファンドがインドルピー建て(ヘッジなし)である。
こうなったら、自力でヘッジする作戦しかない。
すぐに思いつく方法では、「FX売りポジション」の購入があるが、現在はルピー円を扱っているFX会社は存在しない。
だが、ルピー円とドル円は相関してるので、ドル円の「FX売りポジション」でヘッジする方法もあるが、持ってるだけでスワップポイントの支払い(逆ザヤ)が発生するし、NISAの枠組みでの運用を考えると、FXは当然NISA枠とは別になり、両者での損益通算はできない。
それに「ルピー建てファンド」をドル円でヘッジする代替措置はリスク増加の要因ではないか。
そうなると、「ドル建てインド株ファンド」を「ドル円逆相関ファンド」でヘッジする、しかも両方NISA対象でというのが理想かもしれない。
しつこく探してみるとただ一つドル建て(の割合が高いと思われる)ファンドが見つかった。
新光ピュア・インド株式ファンド」これである。
これがイマイチとなると、選択肢が多い「ルピー建てファンド」を「ドル円逆相関ファンド」でヘッジするという選択もあるが、これも異なる通貨の利用という面ではリスク要因ではないか。
一方、対ドル逆相関のファンドだが、『「米ドル/円」と連動性の高いランキング』なる便利なサイトがあった。
しかも比較期間の変更もでき、拙者は5年で逆相関商品を探してみた。
相関係数が-1に近い商品の中で、信託報酬が低く利回りも悪くない物はないかと。
対ドル逆相関商品だから、昨今の円安で利回りは当然マイナスだったりもするわけだが。
野村-ノムラ・ボンド・インカム・オープン
日興-日興・ピムコ・グローバル短期債券ファンド(愛称:債蔵)
これ以外もそうだが、楽天は比較的現行NISAに対応しているが、SBIはとことん対応していない。。(個人的にPCの場合、SBIの方が画面が見やすいのでSBIでのリンクとした)
この2つはどうか?
只、将来にわたって逆相関が続くという保証はなく、実際のヘッジ効果は未知数である。逆相関がかなりうまくいったとしても利回りが悪化するかもしれない。それに信託報酬の負担もある。
となると、投資効果の劣後(目減り)はあり得るがヘッジ有の「2倍ブル」単体でNISA枠を諦めて運用していた方が良かったなんて事もあるかもしれない。
と言うわけで、インド株ファンド運用をヘッジ有でやりたい場合は難しい選択となる。(ヘッジ目的のファンドと組み合わせるにも、その比率は1:1とは限らず検証が必要)