下げ局面に強いファンド大賞2024

「優れた運用実績を示したアクティブファンド」をシャープレシオなどの定量指標のみで評価。

格付投資情報センター(R&I)は4月25日に「R&Iファンド大賞2024」を発表した。

表彰基準の詳細はR&Iのウェブサイト(https://www.r-i.co.jp/investment/fund_award/index.html/)を参照

『R&Iファンド大賞 2024』投信関連部門の選考結果を公表(PDF)
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この中で気になった銘柄がある
拙者は長期的には円安トレンドだと予想しているが、米ドルの崩壊が一部で囁かれており、それ以外の情勢変化を含めても1ドル100円以下は考えにくい。だが、110円や120円レベルはあり得るのではないかと考えている。
なので、為替ヘッジなしの銘柄には及び腰なのだが、『野村-グローバル・バリュー・オープン』は「為替ヘッジなし」ではあるが、
「 実質組入外貨建資産の為替ヘッジについては、ヘッジ比率を0%におくことをベースとします。ただし、急激な円高が予想される場合には投資環境・ヘッジコスト等を総合的に勘案しながら通貨の売り予約を行い、弾力的に対応します。」
との事だ。
つまり、平時にジワジワ円高になって行くような場面では対応しないという事であろう。

先述のように、長期的には円安トレンド(≒ジワジワ円高になって行く事はない)や、110円や120円レベルはあり得る(≒急激な円高)という考えに加え、このファンドはMSCIワールドインデックスフリーをベンチマークとしているので、分散投資の観点からは悪くはないように思うのである。

また、拙者は定番の指数物にも及び腰なのだが、暴落時のヘッジに自信が持てるのなら、このファンドやもっとアクティブなファンドで積み立てる手もある。

只、今月からのポートフォリオ変更で、「下落局面を考慮した米国ファンド」と「分散投資の観点から選んだ欧州ファンド」を新たに組み入れたばかりであり、今回のような日経の記事を見かけた事により、すぐに銘柄(方針)を変えるのは良くない事であり、それを防止する事も目的の1つとして始めたのがこのブログであって、「初心忘るべからず」である。(積み立て予算の全額を使っておらず、まだいくらか余りがあるので、今後それをアクティブ運用に回す手はある)

~ 関連情報メモ ~(投稿後も追加・削除あり)

MSCI World(日本含む)
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジあり>(年1回決算型)
野村-グローバル・バリュー・オープン為替リスク一部なし・本文で取り上げたファンド)

MSCI Kokusai(日本除く)
NEXT FUNDS 外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信
日興-インデックスファンド海外株式(ヘッジあり) (愛称:DCインデックス海外株式(ヘッジあり)) 
eMAXIS 先進国株式インデックス(為替ヘッジなし)

▼S&P500
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(為替ヘッジあり)