半導体関連株・ファンドは危ない ! ? 今低迷しているREITは買い?

半導体関連株が好調だが(だったが)、その終焉はもう近いかもしれない。(※) 
その真逆で下落続きのREITは安いので、今が買いかもしれない。

※米国市場では一週間前から半導体関係の値下がりが目立ち始めた。「好調だったが…」と過去形で言いたくなるような状況である。

生成AIが活性化し、生成AIを動かすためには、エヌビディア等が作る半導体が大量に必要となり、半導体の製造装置や材料を生産する企業まで活況となるだろうと想定されて株価が上がっています。

出典:J-REIT.jp

REITについて少し興味を持ったのはこの記事を見たのがきっかけなのだが、既に手仕舞いしている半導体関連についても全く同感である。
拙者は当時、米国企業組込比率約70%の半導体ファンドを積立購入していたわけだが、昨今の状況ではAIファンドに投資しているようでホントに危うさを感じる。(3/1に手仕舞い済、その直後のポートフォリオ

また、ドル円も円安解消の動きになってきており、拙者が昨年から言っていた「さしずめ円安終焉濃厚」が現実味を帯びてきたわけだ。
昨年の段階では「終焉」という表現が言い過ぎでもない面はあったかと思うのだが、どうも長期的な円安トレンドは以前より増した感があり、「解消」の方が的確のような情勢だ。
「円安終焉」→「円安解消」というわけだが、「さしずめ」を付加して「さしずめ円安終焉」と表現していたので、≒円安解消という事でもあるのだが。
まあ、そんな言い方の話はどうでも良いが、たまたま見かけて「いいかも」と思ったファンドがある。

野村-情報エレクトロニクスファンド

これなら、拙者が望んでいる「わりと純粋な半導体要素」も含まれている。
しかも、日本企業のファンドなので、直接的な為替リスクがない。

さて、REITについてだが、前出の表のように割安の状態だ。
実際、ファンドはどういう状況なのかと思い、いくつか見てみた。

拙者はiDeCoがSBIなので、そこのラインナップに2つあるうちの1つがこれだ。
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
パーフォーマンを見るとやはり良くない。。

では、iDeCoや証券会社の縛りなしで探してみると、
フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド
こっちの方がまだパフォーマンスが良い。でも新NISA対象外だ。

新NISA対象で探すと、同じシリーズで存在している。
フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド(資産成長型)
パフォーマンスは似たようなもんだが。

それではもっとパフォーマンスが良いのは無いのか?
J-REITバリューファンド 年2回決算型
前者3つよりこっちの方が断然良い!でも新NISA対象外だ。。
前出3つはベンチマークが「東証REIT指数(配当込み)」であるのに対し、これはベンチマークなし(野村独自)である。

チャートを見ると

ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド

2021年以降3つの山がある。
前出4つのファンド全てでこのような傾向だ。
同じ流れならそろそろ底でこれから上昇となるのか!?

また、更にネットで見ている中でREITと株式の複合ファンドがあり、ちょっと気になった。残念なのは新NISA対象外である点だ。
SBI岡三-インフラ関連好配当資産ファンド(毎月決算型)(円投資型)(愛称:インフラ・ザ・ジャパン)
このファンドは概ね1年ごとに収益の±を繰り返している。しかもマイナス時の振れ幅が小さい。

※2023年は年初から11月末までの収益率を示しています。 ※ファンドの年間収益率は、分配金再投資基準価額をもとに算出しています。

この流れから行くと2024年はマイナスか!?という所だが、底を打った時が買いなので、その流れだとしたら今年2024年のどこかがそのタイミングだ。

ここで取り上げたのは円投資型だが、他に「米ドル」と「豪ドル」もある。
拙者は記事前半で触れたように、為替を懸念しているので円投資型に終始したわけだ。

総括
グラフの周期で買いかどうか判断する話になった部分が多かったが、それだと地震予知と同じである(笑)

本来ならきちんと分析するべきであるが、拙者は投資(積立)が本職ではなく、日々仕事に追われている。

昔はシステムトレードをやった事もあったが、(トータルで利益は出た)今はそこまで時間を割けないので、新NISAスタートのタイミングで、無難な定額積立を始めたわけだ。

でも、淡々と積み立てるのはつまらない側面があるのも事実である。
それで先月、思いつきのように「NT倍率サヤ取り」を初めてやってみた。
11日後に手仕舞いしたが、結果は1万3,774円のプラスであった。
でもやっぱり、この手のは値動きが気になって仕方なかった。。
拙者はリーマンでもなくフリーターでもないが、二つの仕事をしていて忙しいのだ。
ちなみに一つはエレクトロニクス関係の仕事なので、仕事と全く畑違いの業種のファンドよりかは、前出の半導体やエレクトロニクス関連のファンドに興味を持つ側面はあるかもしれない。

ちょっと古い記事(下記)だが、これを読むとREITは株式とはガラッと違って、株式とは別に思考時間を設ける必要がありそうだ。

J-REIT市場では1月/7月と2月/8月を決算期とする銘柄が半数程度を占める。企業が決算対策のために3月中に保有不動産を売却することが多くあり、1月決算期や2月決算期の銘柄は増資を行うことが多くなる。
2023年1月はJ-REIT価格が下落基調であったが、1月/7月決算期のうち4銘柄が増資を行っている。従ってJ-REIT価格が上昇基調にない中で、増資による需給悪化懸念が1月から3月中旬までは漂うことになり、価格上昇が難しい状態になっている。

金融機関などの機関投資家は3月期決算となっている場合が多く、決算対策として2月以降は利益確定のための売却を行う傾向がある。

REIT関連情報メモ ~(投稿後も追加・削除あり)

J-REIT市場 現状と今後の見通し(2024年3月号)-ニッセイアセットマネジメント

19日の東京市場不動産投資信託REIT)の総合的な値動きを示す東証REIT指数が前日比3%高と大幅に反発した。日銀が政策決定会合でマイナス金利政策の解除を決めたが、低金利がしばらく続くとの見方から長期金利が低下(債券価格は上昇)し、買い安心感が広がった。19日は不動産株も上昇した。

東証REIT指数は1775.44ポイントとなり、約1カ月ぶりの高値を付けた。長期金利の指標となる新発10年物国...

金利の上昇局面では、過去の経験則からJ-REITの投資口価格は下落する。

有利子負債の悪影響は一部

不動産業界は、他の業界に比べて有利子負債が多いだけに金利にも敏感な業界である。特に運用資産を購入するために調達する資金の金利が上昇することに対する懸念が大きい。

しかし、決算説明書などで公表しているJ-REITの有利子負債の金利は、固定化している比率が高く、金利レートが上昇に向かったとしても直接的な影響を受ける有利子負債の比率は1割に満たないもので限定的とされている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL190ZF0Z10C24A3000000/