S&P500、超大物投資家間でも真逆の見解

ついに日経平均バブル崩壊後の最高値更新となったが、S&P500やオルカンなどの全世界インデックス投信のパフォーマンスも絶好調だ。

世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏は先日の投稿でも触れたように米国への投資には否定的だ。

一方、ウォーレン・バフェット氏は下記引用のようにS&P500インデックス投信を推奨している。

では、もうお一人方ジョージ・ソロス氏についても少しググってみたが、前出のお二方のようなハッキリとした長期方針には辿り着かなかった。

では、なぜ私は世界株式インデックスではなく、米国株S&P500に集中させることを勧めるのか? 簡単にいうと、「ブランデーやカルピスをわざわざ薄めて飲むのですか?」ということです。

株式市場は米国の影響が大きすぎて「分散」にならない?

米国株が下がる時は、日本株もヨーロッパ株も新興国の株もみんな下がります。世界中の株が下がる。アメリカが風邪をひけば、日本もヨーロッパも新興国もみんな風邪をひく。アメリカは風邪で済んだとしても、日本は肺炎になったり、ヨーロッパは長期入院になったり、新興国なんて死んでしまうかもしれません。分散になりません。

逆はどうでしょう。アメリカ株は好調なのに、日本株だけ下がる、ヨーロッパ株だけ下がる、新興国株だけ下がる。これは頻繁に起こっていませんか? 日本株なんてここ30年、ずっとそうだったでしょう。そんなパフォーマンスの悪い株をわざわざ入れて分散させる意味はありますか、ということです。

米国株は薄めないで、原液のまま飲んだ方がパフォーマンスを落とさなくて済みます。世界最大の経済規模、消費市場、軍事力、技術力を持つアメリカ経済や米国株式はこれから、少なくとも私が生きている30年くらいは、この地位が揺らぐことはないでしょう。

バフェット氏が亡くなった後の投資先として、遺族となる身内に残した遺言が、「投資資金の9割は米国株S&P500インデックス投信に投資せよ」なのです。

大杉 潤
経営コンサルタント/ビジネス書作家/研修講師

拙者は定番の指数物は殆どやっていない。
それには理由がある。
今年から新NISAを始めるにあたって、昨年秋以降「米国株ピークアウトの確信」&「さしずめ円安終焉濃厚」のスタンスを取っているところによる。(現状、予想が外れているが汗)

まずは日本物だが、上記コンサルタントの記事のように米国が下がると日本も下がる公算が高いので、そのような予想をしている拙者張本人があえてそのタイミングで日経平均TOPIXベンチのファンドを買う気にはならないという事だ。

海外物については更に為替リスクまで上乗せされるワケで、円高を予想している張本人としては尚更である。

只、ドルコスト平均法による積立投資は、以前投稿の「早く投資した人だけが手に入れられるもの」のようにタイミングを気にせず、すぐに始める方が良いという意見が大方だ。

実際、指数物は基本先送りしているワケで、その間にも株高&円安が進み、機会を逃しているのは否めないが、スタート時は拙者なりに高パフォーマンスのファンドを選んで今日に至る。(投稿時のポートフォリオ
だが、先日投稿のように来月から大幅?修正予定である。

今回の記事のように大物投資家でも真逆の意見であったり、一般的には良いとされている分散投資に関して、前出のコンサルタントは否定的であったりする。

このように、色々な意見があり、何が正解か分からないが、根本はブレないようにする目的もあって、このブログをやっている。

また、ブログを始めた事で、投稿記事を書くにあたり、ネットでの調べ事が増えたのも事実である。

~2024.2.23追記~
分散投資に関して、ジム・ロジャース氏の意見が載っている記事を目にした。
プロはこの方法が良いだろうが、一般庶民がNISAなどで投資をするには分散投資がリスク軽減の基本であろう。

投資に重要なのはタイミングである。基本の心得は「安く買って、高く売る」だ。

投資では、一般的にリスクを減らすために資金を分散させることが有効だとされている。分散投資をするのは個人の自由だが、分散投資ではお金持ちになることはできない。

~ 以下、関連リンクなどのメモ ~(投稿後も追加・削除あり)

マグニフィセント・セブンの株価収益率(PER)は45倍と、どう考えても割高だ。しかし過去の株価上昇局面では、株価がピークに達する前にPERがさらにもっと極端な水準に達していたことがハートネット氏の調査で示されている。日本株は1989年に67倍、ナスダック総合指数は2000年に65倍にそれぞれなっていたという。

株価の投資尺度(バリュエーション)をみてみましょう。当時は、株価が企業の業績に対して割高か割安かどうかを判断する「株価収益率(PER)」という指標が50~60倍程度でした。米国の株価は14~15倍でしたから、日本は異様に高かったのです。

 これに対し、現在は16倍前後で推移しています。バリュエーションは高くはないものの、企業の利益はしっかりと出ているため、日経平均の水準は当時に匹敵するというのが現在の状況だと思います。

昨日(2024.2.22)、日経平均がバブル最高値を上回った事について、ラジオで触れていた人がいた。
今の日本は株が下がったとしても、以前のように大きく下げる事はないだろうと言う意見だ。
その根拠が、今の日本企業の状況と株価が大きく離れていないという事である。(PERの事を言っていると思われる)

確かにバブル期最高値と同じ水準の株価になったのではあるが、PERは当時よりかなり低いので、バブル期に比べれば、だいぶ企業業績に見合った株価水準である。
だが、米国の株高につられ、更には新NISA効果などでの株価押上げもあって、実態よりは割高であるには変わりないように思うのであり、楽観視はできない。

ETF上場投信のメリットとデメリット

ETFの中には高パフォーマンスで非上場ファンドにはない投信もある。

ETFの場合は、株のようにリアルタイムで売買できるのは言うまでもないが、拙者は非上場ファンドのみで、ETFはまだ保有していない。

先日投稿の「日本株-高配当/ベンチマーク超越ファンド比較」で取り上げた中に非上場ファンドには無いようなベンチマークの高パフォーマンスETFがあり、将来の保有も考え、ETFについて少し調べてみた。

国内ETFはすべて日本の取引所に上場しているため円建てで、一般的な投資信託と同様、海外資産に投資していても、円換算で評価がなされる。対して海外ETFは、外国の取引所に上場している銘柄と、本数は少ないが、日本の取引所に上場している銘柄もある。日本の取引所に上場している海外ETFは、日本円で取引を行い、外国の取引所に上場している銘柄は、現地通貨で取引を行う。米国の法令に基づいて組成され、米国の取引所に上場する米国ETFは、米ドル建てで取引を行うことになる。

米国ETFなら強制的に円換算されることなく、常にドル建てで資産が評価される。保有する米国ETFを売却しても、原則はドルのまま売却代金を受け取れるので、円資産が必要になるまでドルで保有し、自分が良いと思ったタイミングで円に交換できる。

このような分配金再投資型の投資信託の場合、投資家自身が実際に分配金を受け取ることはありません。

一方、ETFの場合は分配金が必ず現金支給されます。

しかし、以下の2つの条件に当てはまる場合はETFより投資信託を選んだ方がよいでしょう。
1) 同じ指数に連動する投資信託ETFが両方あり、両者のコスト差が小さい
2) 新NISAの生涯投資枠1800万円を早めに埋められる資金力がある

ETFの場合、生涯投資枠の1,800万円を使い切った後も分配金が定期的に振り込まれますが、1,800万円をオーバーした分は課税口座で再投資するしかありません(下図参照)。

写真・図版(4枚目)| 新NISA「枠の復活」うまい使い方は? 意外に知らない配当金・分配金の扱いとは | AERA dot. (アエラドット)

新NISAの投資枠は購入に使ったお金(簿価)で計算されますので、分配金を出さない方針で運用されている投資信託の場合は、分配金再投資に新しい非課税枠を使うことはありません。

終わらない円安・・・将来はアメリカ衰退で米ドル離れか?

ゼロ金利解除や米金利引き下げなどがきっかげで、「さしずめ円安終焉」と拙者は踏んでいるが、そのゼロ金利解除と米金利引き下げがまだ実行されない。

ドル円の5年MAが+30%程度となっているので、何かきっかけがあれば円高に動く(行き過ぎた円安が緩和or解消される)のではないか?
只、将来の日本に良い材料が乏しく長期的には円安トレンドではないかと拙者は考えているが、米国の将来も安泰ではないので、その拮抗でドル円がどうなっていくかは益々分からない。
それらの関連記事を見かけたので取り上げてみた。

このようにドル円の動きが読みにくいタイミングで今年から新NISAを始めのだが、選んだ海外物ファンドが悉く円ヘッジなしの為、独自に円ヘッジ対策を講じての対応となった。
そして、為替が主な理由ではないが、昨日投稿のようにポートフォリオを来月から大幅?修正する。

 最近の円安もすでに循環的な限界圏にあり、やはり、後は円高に転換する「きっかけ」待ちの状況にある可能性が高いのではないか。 

出所:リフィニティブ社データよりマネックス証券が作成

アメリカが覇権国家の座を譲る日は近い」と予測する。

アメリカは史上最大の「債務大国」
 私は今、アメリカ企業に投資をしていない。AIブームに乗じてNVIDIAに投資するほどテクノロジーに詳しいわけではないし、ショート(空売り)以外でテクノロジー関連に投資することもほとんどない。

「米ドル離れ」が加速している世界

「米中貿易戦争」がもたらすもの

 

新NISA積立を1ヶ月ちょっとやって思った事

今年から新NISAやiDeCoでファンド積立を始めるにあたって、「米株のピークアウトを確信」と「さしずめ円安終焉濃厚」というスタンスを昨年秋からとっていた。

そのシナリオでいくと、日本などの株価もつられて下がる公算が高い為、国内外の定番の指数物はすぐに始めるのではなく、底値を狙うのは難しいとしても、リセッション真っ只中で、積立を開始すれば良いと考えており、その考えは今も継続中である。

只、以前の投稿でも触れているが、株価下落を狙っているといつまでも始められずに機会を逃す為、株価の下振れを織り込み、中長期保有前提でのファンドを選んで始めた。
それらのファンドが、インド株や半導体関連株(米主体)、高配当系(日本)などで、投資割合は日本1に対して海外2。その海外2の中では米偏重が1、インドが2である。(海外物は円ヘッジ用ファンドをセットで運用)

ところが当初の予想とは異なり、為替は震災もあって円安に振れており、米経済はしぶとく底堅くリセッションはまだ先のようだ。て言うか、米経済はソフトランディングもハードランディングもせず、ノーランディングではないかという楽観論まで出ている。
国内も今日の日経平均が、バブル最高値まであと50円まで迫った場面もあったりと絶好調である。

それはさて置いても、新NISAを始めて早々問題点が出てきた。(投稿時のポートフォリオ

このブログの主な目的は、長期投資をやっていて自分自身でよく分からなくなってブレたり、暴落時にパニックになったりしないように考えを整理する為である。
今回、ここにきて自分の中で納得ができないまま投資を続けるのは精神衛生上も良くないので、問題点を潰す大幅?修正(ブレではない)を行う考えである。(まだ始めたばかりであり、修正が積立済分に及ぼす影響は殆ど無く、むしろこの早い段階で問題点に気付いたのが幸いだ)
但し、今回の大幅?修正後にまた大規模な修正が必要となれば、それは計画が甘かったという事であり、問題を抱えながらの ドルコスト平均法続行も問題だが、修正によってドルコスト平均法維持が崩壊するのも一種の「ブレ」と言わざるを得ない。
なので、今回の修正は色々な想定を考え、念には念を入れて検討する必要があり、時間がかかるかもしれない。
方針決定までの間は積立を大幅に縮小するかローリスク・ローリターンファンドなどで取り合えず積み立てるか、はたまた手仕舞いとするか、それらの組み合わせにするかである。(今月いっぱいは現状維持)

今時点の変更案は次の通りである。
▼インドは単独での暴落には対応出来ないのと、円ヘッジ用ファンドにも資金がかかり運用効率が悪いが、将来への期待と分散投資の一角を担う為に少しだけ残すか?
半導体関連もインド同様、円ヘッジ用ファンドにも資金がかかり運用効率が悪い。円ヘッジは「さしずめ円安終焉」がまずはターゲットになっていたのだが、その円安終焉が無いようであれば、長期的には円安基調の予想が優勢のようなので、円ヘッジを外して投資ウエートを増やすか?
高配当系(日本)については上記2つのような問題はないが、現在の多品種積立を継続しつつ、ベンチマーク超え狙いの非上場ファンドが良いか、定番の指数物よりはパフォーマンスが良い「日経平均高配当株50指数」などをベンチマークとしたETFの方が良いか、両方共良いか、方向性を定める。
▼NISA枠に拘らずにFTSE100を検討する。これが入れば、日本・米中心・インドに加えてイギリスが加わり、より一層の世界分散投資となる。

以下、金融商品別のヘッジ対策とファンド種類別のメリット・デメリットを含め、個別にまとめてみた。

暴落時のヘッジ
▼非上場ファンドの場合
先日投稿の「株価暴落時の資産防衛」で触れたように、非上場ファンドへのヘッジは非上場ファンドでヘッジするよりも、CFDや先物でヘッジした方が約定迄のタイムラグが少ないので、特に週末などを挟む場合は精神的不安も含め、早く手を打てるメリットは大きい。また、レバレッジ効果により、ヘッジ資金の工面がしやすいのもメリットである。
翌日が取引営業日で、1日遅れてのヘッジでも良ければ、非上場ファンド(インバースorベア)を使う手もあるが、それなら保有ファンドを取り合えず売却すれば済む話である。

▼CFDの場合
非上場ファンドの場合はタイムラグの問題があったが、CFDは長時間かつ土日も含め取引ができるので、「買」ポジションを「売」でヘッジする両建てがタイムリーに可能だが、上記の非上場ファンド同様、両建てではなく「買」ポジションを売却すれば良いだけの話だ。
暴落が一時的かどうか判断がつかず、取り合えず両建てという場合でも、CFDの場合は両建てせずにポジションを売却し、一時的な暴落という判断であれば、また買い戻せば良いし、まだまだ暴落が続くと思えば「売」ポジションを短期的に持つ手もある。

ETFの場合
取引時間中は随時売買できるが、夜や土日は取引できないので、上記2つの中間的な性質と言えよう。

インド株ファンド
今までは欧米が大きく株価を上げてきたので、S&P500などで積み立てていれば間違いないみたいな風潮が多々あり、実際そうしている人も多い。
でも、拙者はいささかそこには疑問があり、「半導体関連ファンドがスゴイ!!」で触れたように今後の米国株は怪しいと見ているし、少し古いがジム・ロジャースの記事「S&P500への投資は損になる」でも述べられている。
だから、拙者は「インド株ファンド」偏重でスタートしたのだ。
▼メリット
・将来的に成長が期待できる。
▼デメリット
・円ヘッジ対応版が無いため、為替リスクを負う。
・円ヘッジ用ファンド同時運用の場合、ヘッジ用ファンドにも資金がかかり運用効率が悪い。
・インド単独での暴落の場合、ヘッジ商品が見当たらない。

半導体関連株(米主体)などのテーマ型ファンド
景気変動に左右されやすいが、定番の指数物よりパフォーマンスが良いのではないかとの判断で「半導体関連」を選定。(三菱UFJのS&P500ファンドシャープレシオは大差ない)
▼メリット
半導体は歴史も長く、将来も必要不可欠であり、成長が期待できる。
・世界的暴落時のヘッジ想定がある程度できている。
▼デメリット
半導体関連は円ヘッジ対応版が無いため、為替リスクを負う。(半導体以外は調べておらず不明)
・円ヘッジ用ファンド同時運用の場合、ヘッジ用ファンドにも資金がかかり運用効率が悪い。
・AI関連ファンドなど急成長分野はITバブル崩壊の二の舞が懸念される。

高配当系などのファンド(日本)
これも半導体関連株同様、定番の指数物よりパフォーマンスが良いのではないかと判断しての選定であるが、「アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない」というような事がよく言われているようである。(積立を開始してから知った汗)
▼メリット
・為替リスクがない。
・暴落時のヘッジ想定ができている。
▼デメリット
・欧米のような高い上昇率は期待できない。
・長期的にはインデックスファンドより劣る?

FTSE100(イギリス100)のCFD
NISA対象に拘らず視野を広げた結果、検討中の投資先がこれである。
▼メリット
・短期売買向きとされるが高配当が期待でき、長期保有もあり。
・長期的にも右肩上がりか?
・暴落時のヘッジ想定ができている。
▼デメリット
・NISA対象外。
・店頭CFDの場合、為替リスクを負う。
・店頭CFDの期限なしは将来ずっと続くか?(期限があると、配当目当てでの長期保有が不利)
・取引所CFDの場合、円建てのため為替リスクは負わないが、期限もありパフォーマンスが悪い。

~ FTSE100関連情報メモ ~(投稿後も追加・削除あり)
ポートフォリオ、3月より大規模変更へ移動
  

株価暴落時の資産防衛

投資信託の積立資産などを株価暴落からどう守るか。
暴落している株価と逆相関のヘッジの活用を考えてみた。

拙者は一定額積立を新NISAで行っているが、新NISAの範疇ではヘッジ用の金融商品の候補がない。(ゴールドは後術の理由で対象外)

そうなると、ヘッジは新NISAとは別枠で行う事になり、利益に対しては課税となるが、有事の対応なのでそこは目を瞑る事とする。
~2024.2.23追記~
暴落の数値的目安に関する記事を見つけたので追加(一番下

ヘッジ用金融商品は何が良いか
拙者は日本物と海外物の両方なので、それぞれの対応となる。
但し、海外物は世界的な金融危機の想定のみで、特定の国のみの暴落には対応が難しい。と言うのも、拙者は現状、海外物はインドの割合が多いので、そのインドのみの暴落の場合は、ヘッジする金融商品が現状では見当たらない為、対応不可能である。(そうなると、海外物はインドをやめて、アメリカ主体のファンドが良いという事になるのだが)
まずはSBI証券の投資信託 パワーサーチでファンドを探してみると
SBI証券 > 投信 > ブル・ベア > 日本
SBI 日本株3.8ベアII
SBI証券 > 投信 > ブル・ベア > 北米
大和-S&P500 3倍ベア

これらがあるが、ファンド(ETFを除く)の場合、購入時やヘッジを解消する時の売却時にタイムラグがあり使いづらい。
また、日経平均TOPIXETFなら無期限信用売りができるようだが、流動性リスク
・乖離するリスク・リンク債使用の場合の発行体リスクがある。

そうなると指数先物が総合的に良さそうだ。(拙者は指数先物の取引経験あり)
その中でも決済期限がなく、取引時間が長い「くりっく株365 (CFD)」を選択する。
<2024.2.12訂正・追記>
決済期限が無いのは「店頭CFD」であり、取引所CFDである「くりっく株365」は約15ヶ月間の期限付きとなるので、それ以上保有するには重複の3ヶ月間でロールオーバーする必要がある。また、海外物株式の指数CFDについては、「店頭CFD」は該当国の通貨建てだが、取引所CFDは円建てなので、暴落時に為替相場まで気にしなくても済む。

日本物は日経平均TOPIXだが、SBI証券では「日経225リセット付証拠金取引」がある。
海外物は、CFDではS&P500はないが「NASDAQ-100リセット付証拠金取引」や「NYダウリセット付証拠金取引」がある。
しかもこれらは、1枚の取引単位が10倍なので、積立金額が高額な場合でも、レバレッジ効果でヘッジ用資金の融通がしやすい
但し、一方的な下げ相場でも乱高下による一時的な上昇があっての証拠金不足には注意が必要だ。(これらの証拠金取引の事を以下では先物」という)CFDを含め「先物」という)←2024.2.12訂正

実際の手順
1.暴落が始まったら、まずは積立設定を解除し、既に積立済のファンドは売却せずに、積立額に見合った先物を「売」で購入し、まずは出血を止める。

2.暴落が一時的と判断すれば、先物を売却して積立設定を元に戻しておしまいであるが、暴落が続くようであれば、先物を持ったまま積立済ファンドを売却する。

3.「2」で積立済ファンド売却の場合は、株価暴落の底値を狙わず、早めに先物も売却する。(最低限、積立済ファンドの売却約定までは先物を保持)

4.暴落が止まったと判断したら、今後上がりそうなファンドをよく見極めて、仕切り直しで定額積立を再開する。

※「1」で先物の証拠金が足りなければ、用意できる分だけで先物を「売」で購入し「2」に移行。暴落が続くようであれば積立済ファンドの一部を売却し、その資金で先物を「売」で追加購入する。
~2024.2.19追記~
この手順は非上場ファンドを想定しているが、CFD(取引所/店頭)やETF(上場投信)を含めた手順を2024.2.16の投稿で簡潔に触れています。

金銀について
安全資産としての「金」はどうだろうか?

リーマンショックやコロナ禍での世界的な株価下落時に「金」もしばらくは一緒に下げ、途中で反転した経緯がある。
そうなると、「金」でヘッジしようとすると様子見期間が余分にかかり、初動が遅れる可能性が大きい

では、銀はどうだろうか?
金に離された価格差を詰めようと、銀が追走しているような感じもあるが、金と比較すると銀の方が圧倒的に工業用の用途が大きく、投資としてのウエートはまだまだ小さい。
只、近年は金が高騰し過ぎ、割安感がある銀が投資領域で追い上げていて、以前よりかは工業用途のウエートは下がっていると思われる。
リーマンショック時は、工業用途が多いせいか大きく下げた実績がある。
下げた後は金同様に上昇となったわけだが、大きく下げる途中ではいつまで下がるか分からず手が出しにくい厄介な性質だ。
また、工業用途が多いせいか短期的な値動きが金より激しいのも難点だ。
何れにしても、銀も金同様、有事のヘッジ用には難しい。

・ これまで銀は一時的な買い占めやシルバーショック、銀需要の増大などにより価格上昇したことがある
金利の上昇や景気後退により銀価格が下落する可能性がある
・ 金価格の上昇やインフレの進行により銀価格が上昇する可能性がある
・ 米政策金利や世界経済、インフレの動向が銀価格に影響を及ぼす
・ 銀取引で短期間に利益を上げたいならレバレッジを利用できるCFD取引がおすすめ

“数年単位”で、消費が一定水準を維持し、生産が減少傾向を維持する可能性がある点は、銀相場を今後、長期的に押し上げる要因になるとみられます。

↑ 少し古い記事だが。。

出典:社会実情データ図録 > 田中貴金属工業(株)

ちになみに、新NISAで買える金は2023年11月27日時点の情報がこちらのサイトにあった。

出典:トウシル(楽天証券

~2024.2.23追記~
暴落の数値的目安

問題はどのような状況を暴落と見なすかですが、この点も皆さんは連載2回目の記事で既に学びました。VIX指数40以上、Fear & Greed Index 10以下、日経平均PBR1倍以下、マーケット全体がこのような状況にある時には暴落している状態にあると呼んで差し支えないでしょう。

新NISA対象金融商品の条件

新NISAで買える金融商品ざっくりまとめ(脚注は本記事末尾)

金融庁指定のインデックス以外に連動するインデックス投資信託は「指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)」となる(例:NYダウの投資信託はアクティブ投信等に分類)。各投資信託の本数は2023年9月1日現在。*1…CRSPはシカゴ大学証券価格調査センター。*2…RAFIはリサーチ・アフィリエイツ社開発のファンダメンタル・インデックス。本表は金融庁の情報提供の下、編集部作成

 

日本株-高配当/ベンチマーク超越ファンド比較

新規購入の申込み受付を一時停止したり、月間積立契約件数でベスト10に入ったりと高配当系の日本株ファンドが好調だ。

拙者は実に7種類の高配当orベンチマーク超越の日本株ファンドを積み立てている。(ポートフォリオ

定番の「高配当系」に加え、拙者が保有している「ベンチマーク超越」なども含め、いくつかを5年リターン(年率)順で比べてみた。(ETF含む)

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信 (1489)

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +50.13% +137.03% +128.55% --% +143.07%
リターン(年率) (解説) +50.13% +33.33% +17.98% --% +13.70%
リスク(年率) (解説) 15.73% 14.02% 16.61% --% 16.04%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.41 2.14 1.08 -- 0.86


三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +51.47% +143.41% +122.16% --% +118.36%
リターン(年率) (解説) +51.47% +34.52% +17.31% --% +16.32%
リスク(年率) (解説) 14.77% 14.48% 17.63% --% 18.29%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.63 2.14 1.00 -- 0.94


三井住友DS-大和住銀DC国内株式ファンド TOPIXを上回る投資成果を目指す

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +38.43% +80.12% +120.24% +203.09% +171.33%
リターン(年率) (解説) +38.43% +21.67% +17.11% +11.73% +5.96%
リスク(年率) (解説) 14.48% 12.53% 14.06% 14.99% 17.74%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.14 1.64 1.20 0.82 0.42


三井住友TAM-日本株配当オープン(愛称:四季の実り)

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +39.08% +75.72% +106.29% +188.63% +220.11%
リターン(年率) (解説) +39.08% +20.67% +15.58% +11.18% +6.46%
リスク(年率) (解説) 13.31% 12.16% 14.15% 14.32% 16.12%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.31 1.62 1.10 0.81 0.46


SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型) 月間積立契約件数でベスト10入

  1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
本ファンド 8.50% -- -- -- -- 10.76%
カテゴリ平均 7.63% -- -- -- -- --

注:設定来期間が短い為、SBI証券より引用(2024年1月末時点)

SBI岡三-日本好配当リバランスオープン【新規申込停止中】

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +37.17% +107.32% +100.11% +230.01% +300.04%
リターン(年率) (解説) +37.17% +27.51% +14.88% +12.68% +7.64%
リスク(年率) (解説) 12.13% 12.37% 16.07% 15.76% 17.37%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.46 2.04 0.95 0.84 0.51

 

NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 (1577)

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +42.32% +93.24% +81.58% +171.84% +227.55%
リターン(年率) (解説) +42.32% +24.56% +12.67% +10.52% +11.57%
リスク(年率) (解説) 14.39% 13.18% 16.35% 16.00% 16.03%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.30 1.75 0.81 0.71 0.74


三井住友DS-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
 【比較参考用】(TOPIXベンチ)

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +32.21% +50.90% +82.34% +156.83% +335.69%
リターン(年率) (解説) +32.21% +14.70% +12.76% +9.89% +12.95%
リスク(年率) (解説) 13.12% 11.96% 14.08% 14.67% 15.81%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.01 1.21 0.93 0.72 0.86

各リスク・リターンデータは2024年1月末時点(「注」以外は日経より引用)

好成績の日本株高配当ファンド記事(SBI証券)にも本稿とは異なる「高配当系」のランキング表あり

続、JPXプライム150連動型ETF

先月のパフォーマンス遡及記事の続報です。

宮原社長:
3月にはJPXプライム150指数の先物取引もスタートする予定です。
当社における過去10年のバックテストにおいても、選定後の各1年間で見るとTOPIXと比較すると勝ったり負けたりでしたが、各3年5年といった形で期間を延ばしてみるとTOPIXへの勝率は高い結果となっていました。

上記データは2023年10月末時点、各データとも指数全体の中央値を使用

今回は大和アセットマネジメントの小松社長とJPX総研の宮原社長の対談記事を見かけ、拙者自身、JPXプライム150連動型ETFへの期待もあって取り上げた。
果して「日本版S&P500」になれるのか ! ?

投信積立ランキング大変動!新NISA参入組の影響か?

2位までは変わりない顔ぶれだが、1月の順位で3位以下がガラリと変わった模様。

1月の投信積立契約件数ランキングの上位には、第3位に「iFreeNEXT FANG+インデックス」と「iFreeNEXT インド株インデックス」が入っている。また、第8位の「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」、第10位に「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」など日本株ファンドがランクインしているのも新しい傾向だ。トップ10圏外にも第15位に「<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」と「ひふみプラス」、第18位に「日経225ノーロードオープン」などが入っている。

かく言う拙者も投資信託は新NISA参入組だが、このランキングを見て、考える事は皆同じだなという感想である。
拙者は定番のインデックス系はあまりやらない方針だが、8位の高配当系はポートフォリオに入れているし、銘柄こそ違うがインド株ファンドに関しては過去の記事でもよく取り上げたように積極的に組み入れている。

只、このような人気ファンドには懸念事項がある。
高配当系の「SBI岡三-日本好配当リバランスオープン」が純資産が多くなり過ぎて、本日より申込み一時停止となっている。。(この件に関しては昨日の投稿で詳しく取り上げた)

日本株高配当ファンド申込停止 ! !

新NISAの効果などで12月・1月の月間資金流入が最も多かった日本株ファンドが新規購入の申込み受付を明くる日から一時停止する。
拙者もポートフォリオに組み込んでいた「SBI岡三-日本好配当リバランスオープン」なのだが、他ファンドへの切り替えを余儀なくされた。

また、ETFの野村高配当日本株70があるが、リスク・リターンを高配当ファンドと比較してみた。(後半で紹介)

順位 ファンド名 特徴
(投資対象)
1年
リターン
3年
リターン
(年率)
5年
リターン
(年率)
10年
リターン
(年率)
1 日経平均高配当利回り株ファンド 日経平均採用銘柄の中から予想配当利回りの上位30銘柄に投資 42.54% 31.50% 17.21% -
2 日本株配当オープン(愛称:四季の実り) 相対的に配当利回りが高い銘柄を中心に、増配期待銘柄にも投資 32.91% 17.70% 14.81% 9.75%
3 日本好配当リバランスオープン 日経500採用銘柄で予想配当利回りの高い上位70銘柄程度に投資 31.78% 25.86% 14.62% 11.37%
4 ニュー配当利回り株オープン(愛称:配当物語) 予想配当利回りが市場平均と比較して高いと判断される銘柄を中心に投資 34.93% 18.63% 14.61% 10.07%
5 新光日本インカム株式ファンド(3ヵ月決算型) 予想配当利回りが高いと判断される株式とREIT分散投資 33.31% 24.20% 14.41% 9.59%
6 日本好配当株オープン 予想配当利回りの水準に着目しつつ、配当の安定性や成長性等を勘案 29.67% 17.59% 13.93% 9.90%
7 好配当日本株式オープン(愛称:好配当ニッポン) 予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を中心に、投資銘柄を選別 34.56% 17.94% 13.65% 9.30%
参考 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド TOPIXインデックスファンド 28.04% 11.95% 12.15% 8.36%

日本株高配当指数とTOPIXの比較

三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド」は既にポートフォリオに組込済なので、「三井住友TAM-日本株配当オープン(愛称:四季の実り)」か「三井住友TAM-ニュー配当利回り株オープン(愛称:配当物語)」という所だが、拙者は後者を選択。

ちなみに、野村高配当日本株70はどうかと思い、調べてみた。

NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 (1577)

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +42.32% +93.24% +81.58% +171.84% +227.55%
リターン(年率) (解説) +42.32% +24.56% +12.67% +10.52% +11.57%
リスク(年率) (解説) 14.39% 13.18% 16.35% 16.00% 16.03%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.30 1.75 0.81 0.71 0.74


三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +51.47% +143.41% +122.16% --% +118.36%
リターン(年率) (解説) +51.47% +34.52% +17.31% --% +16.32%
リスク(年率) (解説) 14.77% 14.48% 17.63% --% 18.29%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.63 2.14 1.00 -- 0.94


SBI岡三-日本好配当リバランスオープン

期間 1年 3年 5年 10年 設定来
リターン (解説) +37.17% +107.32% +100.11% +230.01% +300.04%
リターン(年率) (解説) +37.17% +27.51% +14.88% +12.68% +7.64%
リスク(年率) (解説) 12.13% 12.37% 16.07% 15.76% 17.37%
シャープレシオ(年率) (解説) 2.46 2.04 0.95 0.84 0.51

各リスク・リターンデータは2024年1月末時点(日経より抜粋)

積立開始して3週間、リバランス実行

2月よりリバランスを行った。

新NISA(SBI)
前提はドルコスト平均法で購入 🈟は新規選定 
外国株(中長期):ピクテ- iTrustインド株式(毎日100円)
外国株(中長期):イーストスプリング・インド・コア株式ファンド(愛称:+αインド)(毎日100円)
外国株(中長期):野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)(毎日100円)
国債券(円ヘッジ目的):三菱UFJ -エマージング・ソブリン・オープン(資産成長型)為替ヘッジあり(毎日150円)
国債券(円ヘッジ目的):楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(毎日150円)
日本株(長期):SBI岡三-日本好配当リバランスオープン【新規申込停止】
 代替ファンド→三井住友TAM-ニュー配当利回り株オープン(愛称:配当物語)(※124円×7)
(愛称:配当物語)
日本株(長期):SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)(※124円×7)
🈟 日本株(長期):三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド(毎週月曜200円)
日本株(長期):大和- iFreeNEXT 日経連続増配株指数(年4回決算型)(※124円×7)
🈟 日本株(長期):三井住友DS-大和住銀DC国内株式ファンド(毎週月曜200円)
🈟 日本株(長期):三菱UFJ バリューオープン(※124円×7)
🈟 日本株(長期):One高配当利回り厳選ジャパン(※124円×7)
(一ヵ月あたり合計18,254円 海外物:66.7% 日本物:33.3%)
※は1回124円で「有利な期間」に限定して10日~16日の7日間で積み立て
「つみたて投資」「成長投資」両枠対象ファンドを「つみたて投資枠」で積み立てる場合、複数日設定ができないので毎週月曜200円とし、「成長投資枠」のみ対象ファンドの複数日設定「※124円×7」と比べ、年間積立額をほぼ同一に揃えている。

◎ルピー円は今の所、ドル円と相関してるから、対ドル用の円ヘッジが代用できる「ルピー建てインド株ファンド」も組み入れ。
新NISAの定額積立投資を始めた時の海外物と日本物の比率2:1を維持し、日本株ファンドの追加を行った。
このブログの目的でもある根本をぶらさない範囲のポートフォリオ変更である。

定番の指数べンチファンドをあまり入れない方針は変わってないが、日本株TOPIXベンチの「三井住友DS-大和住銀DC国内株式ファンド」などを入れてみた。選定理由は先日投稿の記事で触れたように「ベンチマークを上回る投資成果を目指す」アクティブファンドだからである。

SBI岡三-日本好配当リバランスオープン」は新規申込み停止となるので、急遽「三井住友TAM-ニュー配当利回り株オープン(愛称:配当物語)」に今月より切り替え。過去の分の買い替えは行わない。(新規申込み停止記事は近日投稿予定

iDeCo(SBI)
先日やっとパスワードが送られてきた。
今の所、目ぼしいファンドがなく、ほとんどをあおぞらDC定期(1年)にしている。
このように目ぼしいファンドがなく遊んでるような状況なので、新NISA運用ファンドの一部をiDeCo対象ファンドで代用する方法も考えられる。(関連記事:新NISA × iDeCoで両建て
強いて候補を挙げれば、次のファンドになる。

楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(新NISA)

  1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
本ファンド 2.69% 1.21% 0.73% -5.97% -- -9.46%
カテゴリ平均 2.39% 1.30% 1.30% -4.81% -- --

 ↓

日興-インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)iDeCo

  1ヵ月 6ヵ月 1年 3年 5年 設定来
本ファンド 2.72% 1.00% -0.18% -6.93% -2.22% 20.99%
カテゴリ平均 2.73% 1.36% 0.29% -6.08% -1.45% --

※トータルリターン(%)表は2024.1.18日現在のSBI証券より引用
楽天は「国際債券・グローバル・含む日本」、日興は「国際債券・グローバル・除く日本」で、日本を含むかどうかの違いがあり、トータルリターンは直近でほぼ同率になっているものの過去に遡ると楽天の方が良好だ。
新NISA投資予算と枠に余裕が無くなった場合はiDeCoに変える方法もある。

<計算メモ>
日本年間取引日数今年245日
来年242日
平均243.5日(海外物も大体同じと思われる)
海外物600×243.5=146100
日本物124×5×7×12=52080
1年≒52.18週(1年=365.25日)
日本物200×2×(年間週数)≒20871.43
日本物合計72951.43
---------


入42635
出10500
※4325
差引27810
※年
固30900
申21000

 

新NISAファンド、最新リターンTOP10(SBI)

FANG+」などを抑えて、1位は「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」との事だ。
拙者は新NISAでこのファンドを含む複数ファンドの積立を始めて僅か4週間だが、このファンドのパフォーマンスがダントツだ。中長期積立なので、短期パフォーマンスで一喜一憂するものではないが、気分が良いには変わりない。

順位 ファンド名 特徴
(投資対象)
*1ヵ月
リターン
1年
リターン
3年
リターン
(年率)
5年
リターン
(年率)
1 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) 世界各国の半導体関連企業の株式 16.08% 93.57% 33.90% 37.19%
2 トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド トヨタ自動車とそのグループ企業の株式にバランス良く投資 14.05% 43.87% 16.19% 14.29%
3 <購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド 米国半導体株 SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)のインデックスファンド 12.32% - - -
4 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G) 日本を含む世界各国の次世代通信関連企業の株式 11.62% 45.93% 3.86% 16.66%
5 たわらノーロード フォーカス AI 国内外のAI関連企業の株式に投資するインデックスファンド 11.06% 67.32% 16.69% -
6 イノベーション・インデックスAI 世界各国のAI関連企業の株式に投資するインデックスファンド 10.80% 80.49% 22.29% 29.10%
7 米国NASDAQオープンBコース 米国NASDAQ上場株式を主要投資対象 10.62% 63.89% 17.87% 24.82%
8 netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) 主にテクノロジーの発展により恩恵を受ける米国企業の株式 10.30% 66.84% 15.95% 23.18%
9 iFreeNEXT FANG+インデックス NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)の動きに連動した投資成果をめざす 10.19% 111.14% 23.68% 37.43%
10 三菱UFJ バリューオープン 日本のバリュー(割安)株に投資、長期的にTOPIXを上回る運用成果をめざす 10.05% 29.54% 16.34% 13.39%
参考 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 日本を含む全世界株式インデックスファンド 5.37% 30.42% 17.79% 17.70%

※新NISA対象ファンド(SBI証券取り扱い)の1ヵ月リターン(12/25~1/25)ランキング、1年・3年・5年リターンは12月末基準

主な株価指数の推移(2023/12/25~2024/1/25 2023/12/25=100)

TOPIXベンチのアクティブファンドである10位の「三菱UFJ バリューオープン」はノーマークであった。
拙者は先日の投稿でこの手のファンドに触れており、TOPIXアクティブファンド「三井住友DS-大和住銀DC国内株式ファンド」に関心を持っていて、2月からポートフォリオに追加するか検討していたが、12月のリターンがマイナスだったので、1月のリターンが表示される2月になってから再検討と思っていたところ、この10位のファンドの存在を知ったわけだ。
10位の「三菱UFJ」と検討中の「三井住友-大和住銀」のリターンを比べると、12月の1ヵ月も含め、6ヵ月・1年・3年・5年と全てにおいて「三井住友-大和住銀」の方が上なのだ。
それが、上表の 12/25~1/25の1ヵ月リターンTOP10では「三菱UFJ」が10位に入っていて、「三井住友-大和住銀」は見当たらない。
たまたま、1月の1ヵ月間は逆転したのだろうか。

JPXプライム150のパフォーマンスを遡及

「日本版S&P500」とも言われており、昨年7月に始まったばかりだが、それより前に遡ったパフォーマンス分析が興味深い。

✓ 中長期のパフォーマンスは、過去10年間の実績においてTOPIXや指数非選定銘柄を上回る
✓ PBR1倍割れの企業が多いのは機関投資家の不作為 
✓ 市場改革のゴールはJPXプライム150指数がお役御免になること

ちなみに2023年7月に始まってからの1ヶ月間のパフォーマンスはTOPIXに及ばず、日経平均並であったそうである。
そして、上場投信(ETF)「iFreeETF JPXプライム150 (2017)」も数日前に設定開始となった。
拙者の場合は今の所、非常にショボい金額での定額積立なので、ETFの場合は購入金額のハードルが高い。なので、普通の投資信託版も出ることを期待している。

TOPIXベンチでそのベンチを上回る投資成果を目指す「三井住友DS-大和住銀DC国内株式ファンド」があるが、このETFとどっちがパフォーマンスが良いか、気になるところだ。

ファンド積立、ベストな日にちは?

日経平均TOPIXの投信は、12日、13日、16日、23日あたりがベストのようだ。

 最近の一番人気、S&P500の投信は、7日、9日、11日、23日が同率で最高。29日が最低

 全米株式は毎月1日のリターンが最高。これは米国株全体が右肩上がりで伸びてきたので、月末より月初のほうが約30日早く買える効果が表れた形か。

 日経225は最高だったのが「13日」で、20年の年率平均リターンは8.41%。ワーストは米国S&P500と同じく「29日」で8.30%だった。

「S&P500や日経225などの株価指数は、年金や持ち株会などが月初に買い付けるため、月のはじめは高くなる傾向があります。

 つみたてNISAが始まった18年1月を基準として、昨日6月11日までの約2年半について、毎月1日から31日までの基準価額で積立投資を行った場合のリターンの違い(累積積立金額と6月11日時点での積立投資評価額の差)を調べた。対象ファンドに三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」のシリーズから~(中略)~について調べた。

 もっとも成績が良かったのは、「先進国株式インデックス」で毎月24日の約定日で積立を行った場合で、6月11日時点のリターンは8.57%になった。「先進国株式インデックス」で、最も成績が悪かったのは、約定日が毎月9日で積立を行った場合で、この際のリターンは4.5%だった。

 「国内株式(TOPIX)」が最も良かったのは、毎月23日の約定日(リターンは0.91%)、悪かったのは9日約定日(マイナス2.16%)だった。「バランス(8資産均等型)」は24日約定日が最も成績が良く(1.99%)、9日約定日(マイナス1.23%)が最も成績が悪かった。

20年リターン、最大で1%強の違い
日経平均の場合、積み立てリターンの最大は約定日が16日の67.8%。最小は約定日が3日の66.4%
S&P500の最大は26日約定の104.7%で、最小は19日約定の104%

積立期間を変えるとどうか。

ハイリスク投信では差が大きめ

拙者の新NISA積立は毎月ではなく毎日なので、ベストな日にちは本来なら関係ないが、次のような込み入った事情で今回の考察に至った。

経緯
新NISAで複数のファンドを毎日積み立てている。
ファンド1本あたりの積立金額が最低金額や最低金額に近い状態なのだが、年間積立総額を増やさずにファンドの種類を増やそうと考えたのである。

考察
1回の最低積立金額100円のファンド1本を例に取って説明すると、年間積立金額を変えずに2本など複数本に増やそうと思ったら、1回の積立金額はこれ以上下げられないので、毎日ではく毎月など日数が少ない積立にすれば良いだけの話だ。
でも、値動きが荒いファンドは月1回よりも毎日の方が少しだけ有利な場合が多いので、アクティブ系ファンドがメインの拙者はなるべく積立日数を減らさずに対応できる方法にしてみようと考えた。

しかも、拙者が利用しているSBI証券では日にちごとに積立設定ができる。

ファンド積立の日にち設定画面(PC用)

ファンド1本分の積立金額で2本にしたければ、日数を半分にすればよく、最初は偶数日や奇数日で分けようと思ったのだが、以前投稿の「資信託積立は毎日vs毎月どっち? 毎月ならいつ?」で、有利な日にちがある事を思い出し、偶数日や奇数日ではなく、有利な日にち15日分にしようと思いついたわけだ。
実際の有利な日にちは、前項3つの記事を総合すると、日経平均TOPIXでは10日~24日の15日間というところか。(以下、このような期間を「有利な期間」という)
只、対象となる拙者のファンドが日経平均TOPIXではなく日本高(好)配当系などのアクティブ系なので、このような「有利な期間」の傾向が当てはまるかどうかだ。(少なくても全く正反対ではないと予想するが)
それでも、積立日数を絞ってパフォーマンスが落ちる分を「有利な期間」でカバーできるかもしれない。

1ヵ月の半分の日数は平均で約15.2日だが、15日間の取引で毎日取引の半分になるか取引所休場日(日本のみ)も加味してシミュレーションをしてみた。


<2024.2.3 追記・訂正>
日にち設定などで選んだ日にちが土日祝日や海外の取引所休場日などの場合、その分は翌営業日に繰り下げて買付となるので、例えば15日間選んだ場合は15日分の買付となる。
なので、下記のシミュレーションは無駄で無意味であった(汗)


カッコなしは1ヶ月間の全取引日数で、カッコ内は「有利な期間」15日間の取引日数
2024年
1月:19(11)
2月:19(8)
3月:20(9)
4月:21(10)
5月:21(11)
6月:20(11)
7月:22(10)
8月:21(9)
9月:19(9)
10月:22(10)
11月:20(10)
12月:21(11)
合計245日(合計119日)

2025年
1月:18(10)
2月:18(9)
3月:20(10)
4月:21(11)
5月:20(10)
6月:21(11)
7月:22(10)
8月:20(9)
9月:20(9)
10月:22(10)
11月:18(10)
12月:22(11)
合計242日(合計120日)
1ヶ月間の日数が31日間の月もあり、365日を12等分してその半分だと約15.2日と15日にはならないが、月初や月末の方が年末年始やGWの分、取引所休場日が多いので、月の半ばである「有利な期間」を15日間にすると、ほぼ全体の半分(半分弱)になる。
「有利な期間」を16日間に増やすと、今度は「有利な期間」が半分強となる。
もっと正確に半分にしたければ、『「有利な期間」15日間』で1回あたりの積立金額を2%程度増やせばOKだ。

実践
この手法を用いて新たなファンドを選定追加し、リバランスを今月末に行う予定である。
(リバランス後、その記事のリンクをここに追記予定)
おしまいに
最低金額100円のファンドを1日あたり100円で2つ持つ事を想定してきたが、もしこの方法が有利であれば、ファンドの本数を増やす目的とは別に、毎日積立のファンド積立日数を「有利な期間」に絞って約半分にする代わりに積立金額を約2倍にするというのもありかもしれない。

インドなどのファンド休業日

インドは金融商品取引所と銀行双方共通の休業日に加え、銀行は更に休業日が増えるかたちだ。
アメリカの休業日情報はいくらでもあるが、インドの金融機関休業日をわかりやすく一覧にしたページがなかなか無い中、やっと見つけたのがこのニッセイのページだ。

拙者は新NISAで毎日積立を行っており、「インドなどの海外ファンド」と「日本ファンド」の年間投資金額を事前に決めた投資比率と同じにしたいのである。
そうなると、海外ファンドは「日本の休業日+その国の休業日」になるので、毎日積立の場合、海外物と日本物を同金額で毎日積み立てると、休業日が多い海外物の方が金額が少なくなってしまう。
年間金額ベースで比率を合わせるには、海外物の金額を僅かに増やせば良いのだが、海外物の年間休日が分からないとどれ位増やせば良いか分からないのだ。